アダッド マイアとムゼッティの勝利でイタリア対ブラジルは1勝1敗で初日を終了 [ユナイテッドカップ]

写真はブラジル戦の第2試合で勝ち星を挙げたロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 2023年シーズンの開幕を飾る男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」(UNITED CUP、WTA500/オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/12月29日~1月8日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)が開幕し、初日のデイセッションでは3つの会場で3グループ(グループA、C、E)の男女シングルス各1試合が行われた。

 ブリスベン会場ではグループEのイタリアとブラジルが対戦し、1勝1敗で星を分けた。まずは女子のエース対決でベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)がマルチナ・トレビザン(イタリア)を6-2 6-0で圧倒してブラジルが先勝したが、続く第2試合で20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がフェリペ・メリジェニ アウベス(ブラジル)を6-3 6-4で下してイーブンに持ち込んだ。

 73分の戦いの末に貴重な1勝をもぎ取ったムゼッティは、「ここにいることができてうれしい。僕たちは素晴らしいチームであり、ここブリスベンで最初の勝ち星を挙げて勝ち点を取れたことを本当にうれしく思っている」と心境を吐露した。

「明日は激しい戦いになるだろう。間違いなく簡単にはいかないだろうけど、僕たちは全力を尽くすつもりだ」

 第1試合で先勝した世界ランク15位のアダッド マイアは「昨年中旬に一度対戦したけど、フルセットの戦いだったことを覚えているわ」と初対決を振り返り、「今日はベストテニスができるよう、必死になって自分自身をプッシュしたの。プレシーズンは今日のためにできる限りハードな練習を積んできたから」と明かした。

 同大会は18ヵ国の男女混成チームが3チームによる6グループに分かれグループステージ(総当たり戦)を戦い、同じ会場の勝者同士がプレーオフ(シティファイナル)で対決して都市ごとの代表を決め、敗れた中でもっとも成績のいい1チームを加えた4ヵ国が決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。

 チームは男女各4名までで構成され、グループステージの対戦は2日間に渡って男子シングルス2試合+女子シングルス2試合+ミックスダブルス1試合で行われる。

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写真◎Getty Images

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