日本対フランスの決着はダブルス最終セットへ [デビスカップ日本対フランス]

男子テニスの国別対抗戦、「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリッド/11月18~24日/室内ハードコート)のグループAのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦「日本対フランス」の第3試合のダブルスで、日本のマクラクラン勉(複44位)/内山靖崇(北日本物産:複431位)がフランスのピエール ユーグ・エルベール(複5位)/ニコラ・マウ(複3位)と対戦。第1セットを6-7(4)で落としたエルベール/マウが第2セットを6-4で取り返し、フランスが最終セットに持ち込んだ。

 マクラクランと内山のコンビは、今回が5度目のデ杯ダブルス出場。昨年9月にボスニア・ヘルツェゴビナとのワールドグループ・プレーオフ(大阪府大阪市・ITC靱テニスセンター/ハードコート)で初勝利を挙げ、デ杯での戦績は1勝3敗となっている。

 第1試合は内山(単81位)がジョーウィルフリード・ツォンガ(単29位)に2-6 1-6で敗れ、第2試合のエース対決で西岡良仁(ミキハウス:単73位)がガエル・モンフィス(単10位)を7-5 6-2で倒す金星を挙げ、1勝1敗でダブルスに勝負がかかっている。

 今シーズンのエルベール/マウは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)を制してペアとして生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成し、前週の「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月10~17日/賞金総額900万ドル/室内ハードコート)では1セットも落とすことなく全勝優勝を飾って今大会を迎えている。

 両国は今回が5度目の対戦となり、過去4度はすべてフランスが勝っている。前回の対戦は2017年2月のワールドグループ1回戦(東京・有明コロシアム/室内ハードコート)で、4勝1敗でフランスが勝利をおさめた。

 デビスカップは今年から、新フォーマットに変更されている。新たに改革されたフォーマットは、国際テニス連盟(ITF)と、スペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された。

 ファイナルズでは18ヵ国が3チームによる6グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位と、2位にの中でもっとも成績のいい2チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 日本は予選ラウンドの中国戦(2月1、2日/中国・広州:広州オリンピックテニスセンター/ハードコート)に3勝2敗で勝利し、ファイナルズ進出を決めていた。

デビスカップ by Rakuten ファイナルズ2019|トーナメント表

※文中の世界ランクは11月18日付

ラウンドロビン第1戦

グループA|日本 1-1 フランス

第1試合 ●内山靖崇(北日本物産:単81位)2-6 1-6 ○ジョーウィルフリード・ツォンガ(単29位)

第2試合 ○西岡良仁(ミキハウス:単73位)7-5 6-2 ●ガエル・モンフィス(単10位)

第3試合 マクラクラン勉(複44位)/内山靖崇(北日本物産:複431位)vs ピエール ユーグ・エルベール(複5位)/ニコラ・マウ(複3位)

※写真はマクラクラン勉(左)/内山靖崇(日本/北日本物産
MADRID, SPAIN - NOVEMBER 19: Ben McLachlan watches as teammate Yasutaka Uchiyama of Japan plays a forehand during Day 2 of the 2019 Davis Cup at La Caja Magica on November 19, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

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