2023年シーズンの開幕を飾る男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」（UNITED CUP、WTA500／オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー／12月29日～1月8日／賞金総額1500万ドル／室内ハードコート）は大会6日目を迎え、ナイトセッションでは3つの会場で3グループ（グループB、D、F）の残り各3試合（男女シングルス＆ミックスダブルス）が行われた。

　ブリスベン会場で行われたグループBは第2シードのポーランドがスイスを3勝2敗で、シドニー会場で行われたグループDはオーストラリアが第4シードのスペインを3勝2敗で、パース会場で行われたグループFではクロアチアが第6シードのフランスを3勝2敗で下してそれぞれ勝利をおさめた。

　この結果で既に確定していたグループDのイギリスに加え、2連勝を飾ったポーランドとクロアチアのグループ首位が決まった。同じ会場の勝者同士の勝者を決めるプレーオフ（シティファイナル）ではポーランドが第5シードのイタリア（グループE）と、クロアチアが第1シードのギリシャ（グループA）と、イギリスは第3シードのアメリカ（グループC）と対戦する。

　同大会は18ヵ国の男女混成チームが3チームによる6グループに分かれグループステージ（総当たり戦）を戦い、同じ会場の勝者同士がプレーオフで対決して都市ごとの代表を決め、敗れた中でもっとも成績のいい1チームを加えた4ヵ国が決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。

　チームは男女各4名までで構成され、グループステージの対戦は2日間に渡って男子シングルス2試合+女子シングルス2試合+ミックスダブルス1試合で行われる。

※[　]数字はシード順位

グループステージ｜1月3日◎NIGHT SESSION

パース会場◎グループF

フランス[6]（1勝1敗）2-3 クロアチア（2勝0敗）

R1 ●アリゼ・コルネ 4-6 3-6 ○ドナ・ベキッチ
R2 ●アルトゥール・リンデルネック 6-7(1) 6-7(2) ○ボルナ・チョリッチ
R3 ○カロリーヌ・ガルシア 7-6(9) 6-4 ●ペトラ・マルティッチ
R4 ●アドリアン・マナリノ 6-7(5) 6-3 6-7(5) ○ボルナ・ゴヨ
R5 ○ジェシカ・ポンシェ／エドゥアール・ロジェ バセラン 6-4 6-4 ●ペトラ・マルシンコ／マティヤ・ペコティッチ

グループF｜最終順位

1位 クロアチア：2勝0敗（マッチ8-2、セット取得率69.57％、ゲーム取得率54.09％）
2位 フランス：1勝1敗（マッチ7-3、セット取得率71.43％、ゲーム取得率60.70％）
3位 アルゼンチン：0勝2敗（マッチ0-10、セット取得率9.09％、ゲーム取得率32.97％）

ブリスベン会場◎グループB

ポーランド[2]（2勝0敗）3-2 スイス（1勝1敗）

R1 ○イガ・シフィオンテク 6-3 7-6(3) ●ベリンダ・ベンチッチ
R2 ●ダニエル・ミコールスキー 3-6 2-6 ○マルク アンドレア・ヒュスラー
R3 ○ホベルト・フルカチュ 7-6(5) 6-4 ●スタン・ワウリンカ
R4 ○マグダ・リネッテ 5-7 6-4 6-1 ●ジル・タイヒマン
R5 ●アリシア・ロソルスカ／カツペル・ジュク 5-7 2-6 ○ベリンダ・ベンチッチ／マルク アンドレア・ヒュスラー

グループB｜最終順位

1位 ポーランド：2勝0敗（マッチ7-3、セット取得率63.64％、ゲーム取得率54.21％）
2位 スイス：1勝1敗（マッチ7-3、セット取得率68.18％、ゲーム取得率55.41％）
3位 カザフスタン：0勝2敗（マッチ1-9、セット取得率18.18％、ゲーム取得率40.19％）

シドニー会場◎グループD

スペイン[4]（0勝2敗）2-3 オーストラリア（1勝1敗）

R1 ●ラファエル・ナダル 6-3 1-6 5-7 ○アレックス・デミノー
R2 ○ヌリア・パリザス ディアス 6-1 6-3 ●マディソン・イングリス
R3 ○ジェシカ・ボウサス マネイロ 6-2 6-2 ●オリビア・ガデツキ
R4 ●アルベルト・ラモス ビノラス 3-6 6-4 3-6 ○ジェイソン・クブラー
R5 ●ジェシカ・ボウサス マネイロ／ダビド・ベガ エルナンデス 2-6 3-6 ○サマンサ・ストーサー／ジョン・ピアース

グループD｜最終順位

1位 イギリス：2勝0敗（マッチ7-3、セット取得率60.00％、ゲーム取得率53.04％）
2位 オーストラリア：1勝1敗（マッチ5-5、セット取得率45.45％、ゲーム取得率47.83％）
3位 スペイン：0勝2敗（マッチ3-7、セット取得率44.44％、ゲーム取得率48.93％）