ラドゥカヌが足首を負傷し2回戦を途中棄権、オーストラリアン・オープン出場に暗雲 [ASBクラシック]
2023年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「ASBクラシック」(WTA250/ニュージーランド・オークランド/1月2~8日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦でエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が第2セット終盤に足首を捻り、第3セット開始直後に棄権した。
予選勝者のヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)に対して快調なスタートを切ったラドゥカヌは僅か22分しかかけずに6-0で第1セットを先取したが、第2セット5-5のときにコートに足を取られて転倒するアクシデントに見舞われた。
そのままプレーを続けたラドゥカヌは第2セットを5-7で落としたあとメディカルタイムアウトを取って第3セットに臨んだが、2ポイントをプレーしたところで試合続行を断念して棄権を告げると涙を流しながらコートをあとにした。
思わぬ形で勝利を手にしたクズモバは次のラウンドで、ローレン・デービス(アメリカ)を4-6 6-3 6-2で破って勝ち上がった第7シードのダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)と対戦する。
そのほかの試合では第1シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第3シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)、ジュ・リン(中国)、予選勝者のイザリン・ボナボントゥー(ベルギー)とレベッカ・マサロバ(スペイン)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。
ジュがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンで42歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に3-6 6-2 7-5で競り勝ち、ボナボントゥーは第8シードのレベッカ・マリノ(カナダ)を3-6 6-3 6-3で倒してシードダウンを演じた。
準々決勝ではガウフがジュと、フェルナンデスがボナボントゥーと、マサロバはムチョバと顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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