18歳ノスコバがマッチポイントを凌いだ末にアザレンカを倒して準決勝へ [アデレード国際1]
2023年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「アデレード国際1」(WTA500/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月1~8日/賞金総額82万6837ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、予選から勝ち上がってきた18歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)がビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6-4 6-7(3) 7-6(6)で競り勝ちベスト4進出を決めた。
アザレンカは第3セットで6-5からマッチポイントを手にしたが、ノスコバがセンターへのサービスエースで危機を回避すると次のポイントをドロップボレーで取り、最後はサービスからの3球目攻撃攻撃でエースを決めてピンチを切り抜けた。もつれ込んだタイブレークではノスコバが7-6からサービスによって引き出した浮き球をフォアハンドで叩いて決め、2時間58分の死闘を締めくくった。
「ダリア・カサキナ(ロシア)やアザレンカに勝って準決勝に進出するなんて、まったく予想していなかったわ。私は予選に出場するためここにやってきたのよ。自分が一体ここで何をしてるのかわからない」とノスコバは試合後に笑いながら話した。
「ここのコンディションは私に有利だと思うし、本当に楽しんでいる。ボールが速いことが自分に合っているし、それを利用しているの」
ノスコバは次のラウンドで、予選勝者のマルタ・コスチュク(ウクライナ)を7-6(5) 7-5で破って勝ち上がった第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦する。
もうひとつの準決勝は、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)とイリア カメリア・ベグ(ルーマニア)の顔合わせとなった。第2シードのサバレンカがマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-3 7-5で下し、ベグは第4シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を7-5 6-4で倒す番狂わせを演じた。
2試合連続でシード選手をに勝ったベグは、「オフシーズンのハードワークが実を結んだわ。フィジカルコンディションを上げるために取り組んでいたの。今日は動きもよかったし、戦術的なプレーができたと思うわ」と手応えを口にした。
写真◎Getty Images
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