メドベージェフがハチャノフとのロシア勢対決を制して準決勝へ、次はジョコビッチ [アデレード国際1]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 2023年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「アデレード国際1」(ATP250/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月2~8日/賞金総額64万2735ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第8シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)との同胞対決を6-3 6-3で制してベスト4に進出した。

 立ち上がりのサービスゲームでメドベージェフは2つのブレークポイントを凌がなければならなかったが、そのあとは2-3から4ゲームを連取する力強いパフォーマンスを見せた。メドベージェフは第2セットで先にブレークを許したが、1-3から今度は5ゲームを連取して78分で勝負を決めた。

 2019年シーズン以来のマッチアップでハチャノフとの対戦成績を3勝1敗としたメドベージェフは次のラウンドで、第7シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

 自分の試合が終わった時点でまだどちらと当たるか知らなかったメドベージェフは、「そのうちのひとりは多くのタイトルを獲っていて、オーストラリアでプレーするのがかなり好きなようだね。彼(ジョコビッチ)はここで長いこと負けていないと思うけど、このあとは2人の試合を観ることにするよ」とにんまりしながら話した。

「何が起きるかはわからないものだ。デニスは非常に強い選手であり、ノバクにはまだ勝ったことがないかもしれないけど、その瞬間はいつかくるはずだよ。彼は本当に強い選手だからね」

 もうひとつの準決勝は、セバスチャン・コルダ(アメリカ)と西岡良仁(ミキハウス)の顔合わせとなった。コルダが第6シードのヤニク・シナー(イタリア)を7-5 6-1で退け、日本の西岡は予選から勝ち上がってきたアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を7-6(4) 6-7(8) 6-2で振りきった。

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写真◎Getty Images

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