ガルシアが苦境に負けずフェルナンデスに勝利し3回戦へ「第1セットはほとんど盗んだような感じ」 [オーストラリアン・オープン]

写真は競り合いを制して3回戦進出を決めたカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第4シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)がレイラ・フェルナンデス(カナダ)を7-6(5) 7-5で退けベスト32に進出した。

 昨年を世界ランク74位で始めながら大きな飛躍を遂げてトップ10に返り咲いた29歳のガルシアは、年が明けてもその勢いを保っている。ファイターで知られるフェルナンデスとの戦いは決して楽なものではなかったが、激しく競り合った末にストレートで勝利を決めた。

「第1セットを取ったあとは、ほとんど自分がセットを盗んだかのように感じたわ。リズムが掴めず、うまく試合の核心に入れていなかった。でも勝てて本当によかった」とガルシアは試合後のオンコートインタビューで語った。

 立ち上がりから競り合った末に突入したタイブレークで一時0-4と劣勢に立たされたガルシアは次のポイントでサービスエースを決めて流れを止め、2-5から連続ウィナーでポイントを重ねると最後はセンターへのサービスエースで第1セットを締めくくった。

 第2セットでのガルシアは4-5からのサービスゲームで一時セットポイントを握られる窮地に立たされながらサービスエースで凌ぎ、その勢いのまま次のゲームを4ポイント連取でブレークしたあとサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして試合を締めくくった。

「いい挑戦であり、いいテストだったわ。非常に競った試合だったから、ストレートで勝てて本当によかったと思う。第1セットが終わってベンチに座っていたときも、私はまだぎりぎりに追い込まれていると感じていたの。あそこで何とか挽回してセットを取れたのは本当に重要だった」とガルシアは試合後の記者会見でコメントした。

「自分の戦いぶりには満足しているわ。ポジティブな姿勢を保つことができたしね。いつも自分が納得いくプレーができる訳じゃなけど、何とか解決策を見つけようとしたことは凄くよかったと思う。劣勢のときににも何とか前に進み、自分からポイントを取りにいくことができた。その辺はもっとうまくできるように取り組み続けるつもりよ」

 ガルシアは次のラウンドで、第27シードのイリア カメリア・ベグ(ルーマニア)を5-7 7-5 6-3で破って勝ち上がったラウラ・シグムンド(ドイツ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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