コルダが第5セット10ポイントタイブレークの末にフルカチュを倒して初のグランドスラム8強入り [オーストラリアン・オープン]

写真はセバスチャン・コルダ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)が第10シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)に3-6 6-3 6-2 1-6 7-6(10-7)で競り勝ち、グランドスラム大会で初のベスト8進出を果たした。試合時間は3時間28分。

 全豪に2年連続3度目(2019年の予選敗退含む)の出場となる22歳のコルダは、初めて本戦でプレーした昨年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。そのときは2試合を勝ち上がったあと、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に4-6 5-7 7-6(6) 3-6で敗れていた。

 1998年の同大会でチャンピオンに輝いたペトル・コルダ(チェコ)を父に持つコルダは、その20年後の2018年にジュニアの部で栄冠に輝いていた。

 この結果でコルダは、フルカチュとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2021年1月にデルレイビーチ(ATP250/クレーコート)の決勝で一度顔を合わせており、フルカチュが6-3 6-3で勝っていた。

 今大会でのコルダは1回戦でクリスチャン・ガリン(チリ)を6-4 1-6 6-3 6-2で、2回戦で予選から勝ち上がってきた日本の綿貫陽介(フリー)を6-2 7-5 6-4で、3回戦では2021年と22年の準優勝者で第7シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を7-6(7) 6-3 7-6(4)で破って16強入りを決めていた。

 コルダは次のラウンドで、第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。ハチャノフは4回戦で、第31シードの西岡良仁(ミキハウス)を6-0 6-0 7-6(4)で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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