2度目のグランドスラム制覇を目指すルバキナがオスタペンコを倒して準決勝へ「ウインブルドンでの経験がここで役立っている」 [オーストラリアン・オープン]

写真は優勝した2022年ウインブルドン以来のグランドスラム4強入りを決めたエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第22シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第17シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-4 6-2で下してベスト4進出一番乗りを決めた。

 好スタート切って第1セットを先取したルバキナは第2セット第2ゲームでサービスダウンを喫したが、直ぐに追いつくと2-2から勝負を分ける2度目のブレークに成功した。5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチは非常に競り合ったが、ルバキナが3つ目のマッチポイントをサービスエースでものにして試合に終止符を打った。

 昨年のウインブルドンでグランドスラム初優勝を飾ったルバキナだが、全豪では初めて本戦入りした2020年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。

「ここで初めて準決勝に進出することができて本当にうれしいわ」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

 過去2戦はいずれもオスタペンコが勝っていたが、昨シーズンにひとつ上のレベルに至った23歳のルバキナは第2セットで相手がかけてきたプレッシャーを押し返す強さを見せた。

「私はウインブルドンで多くの経験を積み、それが今度はここオーストラリアン・オープンで役立っていると思う。今は何を予想すべきかわかっている。コートでのフィーリングはいいし、ここでプレーするすべての試合を楽しんでいるわ」とルバキナは試合後にコメントした。

「もちろん、特に最後のゲームではナーバスになっていたわ。正直に言うと、試合前ほどではなかったけど。感情をうまくコントロールして本当にいいプレーができたことに満足している」

 2度目のグランドスラム制覇を目指すルバキナは次のラウンドで、第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。2012年と13年に同大会で2連覇を達成した実績を持つ元世界ナンバーワンのアザレンカはもうひとつの準決勝で、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-4 6-1で退けた。

 先に試合を終えたルバキナは次の相手が誰になるか知らなかったが、「いずれにせよ厳しい相手だけど、いつも通りしっかり準備するつもりよ。試合を観て分析し、対策を練らなくちゃね。そしてもちろん、コートではベストを尽くすわ」と次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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