オジェ アリアシムがタイトル防衛に向けて好スタート「今日のようなプレーを続ければチャンスはある」 [ATPロッテルダム]

写真はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ABN AMROオープン」(ATP500/オランダ・南ホランド州ロッテルダム/2月13~19日/賞金総額222万4460ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で第3シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-2 6-3で倒し、タイトル防衛に向けて理想的なスタートを切った。

「もちろん勝って次のラウンドに進むことを望んでいたけど、彼(ソネゴ)のようにやり難く実力がある選手を相手に6-2 6-3というスコアは素晴らしいパフォーマンスだ。彼は常にファイトして最後まで諦めない選手だから、一度もサービスゲームを落とさず勝つことができて素晴らしいスタートを切ることができたよ」とオジェ アリアシムは試合を振り返った。

 昨年の大会でツアー初タイトルを獲得し、それを踏切台に選手として一回り大きく成長したオジェ アリアシムは「昨年は素晴らしい1年だったけど、今年はまったく別物だ。僕は全体的に以前よりのいいプレーヤーになっていると感じている」と語った。

「もちろん昨年と比べて僕ができる最高のことは、ふたたび勝つことだ。それができるよう願っている。ドローは非常に厳しいけど、今日のようなプレーを続けることができればチャンスがあると信じているよ。どうなるか乞うご期待ってところだね」

 オジェ アリアシムは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた予選勝者のグレゴワール・バレール(フランス)と対戦する。

 同日のセンターコート第1試合では、第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が過去3戦全敗だったロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に7-5 6-7(7) 7-6(4)で競り勝ち初戦を突破した。フルカチュは第2セットのタイブレークで3つのマッチポイントを凌がれ第3セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックを許したが、最後まで奮闘してバウティスタ アグートに対する初勝利をもぎ取った。

 そのほかの試合では第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第6シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第8シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したタロン・グリークスプア(オランダ)とハイス・ブラウワー(オランダ)が2回戦に駒を進めた。

 ケガによる長期離脱を経て完全復活を目指しているズベレフは10本のサービスエースを決めてクォン・スンウ(韓国)を6-4 7-6(4)で破ったあと、「今の僕にとって、すべての試合が非常に重要だ。言うまでもなく、非常に高いレベルの選手たちと対戦して彼らに勝つことは自分の自信に繋がるからとても大事なことなんだ」と試合後にコメントした。

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写真◎Getty Images

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