2018年&21年チャンピオンのクビトバが初戦を突破 [カタール・オープン]

写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA500/カタール・ドーハ/2月13~18日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦でペトラ・クビトバ(チェコ)がジャン・シューアイ(中国)を7-5 6-2で倒し、2回戦敗退に終わったオーストラリアン・オープンからの再スタートを切った。

 2018年と21年の同大会で優勝した実績を持つクビトバは各セットで先にブレークしながらその都度ブレークバックを許したが、試合を通して主導権を譲り渡すことなく1時間15分で勝利を決めた。

 クビトバは次のラウンドで、第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 同日は3人の元大会チャンピオンが初戦に臨んだが、勝ち上がったのクビトバだけだった。エカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)が2017年覇者のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-1 6-2で退け、ダニエル・コリンズ(アメリカ)は2019年にタイトルを獲得したエリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 7-6(6)で振りきった。プリスコバとメルテンスは、いずれも予選3試合を勝ち抜き本戦入りを決めていた。

 またエレナ・オスタペンコ(ラトビア)はマディソン・キーズ(アメリカ)を7-5 6-2で下し、第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に対する2回戦に駒を進めた。2016年大会の準優勝者で昨年も4強入りしたオスタペンコは第1セット0-3とリードされる苦しい立ち上がりを克服し、過去3敗していたキーズに対して最後まで戦った試合では初となる勝利を挙げた。

「今日は本当に厳しい試合だった。彼女は素晴らしい選手であり、試合序盤は本当にいいサービスを打っていた。でも私は戦い続け、最後には自分のテニスをすることができたと思う」とオスタペンコは試合を振り返った。

「私は彼女にできる限りフリーポイントを与えないようにしていた。彼女がハードヒットしてくることはわかっていたから、チャンスがくるまでラリーを続けようと考えていたの。特に第2セットではそれがうまくできたわ」

 そのほかの試合では第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)、第6シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第7シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したソフィア・ケニン(アメリカ)が初戦を突破した。

 前週のアブダビで今季2勝目を挙げたベンチッチが予選勝者のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)に6-0 6-1で快勝したが、決勝でベンチッチと戦ったリュドミラ・サムソノワ(ロシア)はケニンに3-6 1-6で敗れた。

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写真◎Getty Images

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