ベスト8が出揃う、初戦圧勝のシフィオンテクはベンチッチの棄権で早くも準決勝進出が決定 [カタール・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA500/カタール・ドーハ/2月13~18日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がダニエル・コリンズ(アメリカ)を6-0 6-1で圧倒して8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。シフィオンテクは昨年の同大会でキャリア初となるWTA1000大会のタイトルを獲得し、そこから37連勝の快進撃をスタートしていた。

「かなり自信を感じている。落ち着いていたし、最初から最後までしっかり集中して戦術に従ったプレーができたことに満足している。ダニエルをリズムに乗せなかった。アグレッシブに戦いたいと思っていたの。うまくできてよかったわ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

 第1セットでのシフィオンテクはわずか4ポイントしか落とさず、コリンズは1本もウィナーを奪うことができないまま13本のアンフォーストエラーを犯した。

 シフィオンテクは次のラウンドで第7シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する予定だったが、ベンチッチが棄権したため不戦勝により早くも準決勝進出を決めた。

 ベンチッチは2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に1-6 7-6(4) 6-4で競り勝ったが、WTA(女子テニス協会)によれば疲労を理由に次戦を棄権する決断を下した。その試合では最初にアザレンカが6-1 4-1とリードしたが、そこから怒涛の挽回劇を開始したベンチッチが2時間42分に渡る激闘の末に勝利をもぎ取っていた。

 そのほかの試合では第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第3シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)、第8シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。第6シードのダリア・カサキナ(ロシア)はアダッド マイアに3-6 6-7(7)で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。

 準々決勝ではペグラがアダッド マイアと、ガルシアがサカーリと、ガウフはクデルメトワと顔を合わせる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles