ルースブオリがシード撃破で2回戦へ「試合が進むにつれてプレーがよくなった」 [カタール・オープン]

写真はエミル・ルースブオリ(フィンランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月20~25日/賞金総額148万5775ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、エミル・ルースブオリ(フィンランド)が第6シードのダニエル・エバンズ(イギリス)を7-5 6-4で倒す番狂わせに成功した。

 サービスダウン直後のブレークバックを2度繰り返すなどシーソーゲームが続いたが、ルースブオリが6-5から3度目のブレークに成功して第1セットを先取した。第2セットはサービスキープで進んだが、またしても勝負強さを発揮したルースブオリが5-4から相手のサービスゲームを破って1時間52分で勝利をもぎ取った。

「勝てて凄くうれしい。試合が進むにつれていいプレーができるようになって、本当に楽しかったよ。彼は素晴らしい選手で苦戦を強いられたから、この試合を勝ち抜くことができて本当によかった」とルースブオリは試合後にコメントした。

「彼は難しい相手だ。他のトップ50や100の選手たちとは少し違ったテニスをするからね。彼は素晴らしいスライスを打ってくるし、戦術的に優れている。適切な戦い方を考え、いいサービスを打って彼にプレッシャーをかける必要があった。最終的にはそれができたと思う」

 ルースブオリは次のラウンドで、予選勝者のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-3 7-6(3)で破って勝ち上がったイリ・ラフェチュカ(チェコ)と対戦する。

 この日プレーしたエバンズ以外のシード勢はディフェンディング・チャンピオンで第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がマートン・フチョビッチ(ハンガリー)に7-6(7) 5-7 6-4で競り勝ち、第8シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)はイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-2 7-5で下してともに2回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合ではタロン・グリークスプア(オランダ)がカンタン・アリス(フランス)との接戦を7-6(4) 4-6 7-6(5)で制し、クォン・スンウ(韓国)がワイルドカード(主催者推薦枠)でATPツアー初出場を果たした19歳のアブダラ・シェルベイ(ヨルダン)を6-3 3-6 6-4で振りきり、予選勝者のアレクサンドル・ムレール(フランス)は前年の準優勝者でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を7-6(3) 6-7(8) 6-4で退けそれぞれ初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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