タイトル防衛を目指すルブレフが決勝進出、6度目の対戦でズベレフから初勝利 [ドバイ選手権]

2023-03-04

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タイトル防衛を目指すルブレフが決勝進出、6度目の対戦でズベレフから初勝利 [ドバイ選手権]

テニスマガジン編集部

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写真はアンドレイ・ルブレフ（ロシア）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」（ATP500／アラブ首長国連邦・ドバイ／2月27日～3月4日／賞金総額302万535ドル／ハードコート）の男子シングルス準決勝で、第2シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）が第7シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）を6-3 7-6(9)で振りきり大会連覇に王手をかけた。

　ズベレフとのハイレベルな打ち合いを制したルブレフは第2セットのタイブレークでセットポイントを1本凌ぎ、６度目のマッチポイントをものにして1時間58分で勝利を決めた。ルブレフはタイブレーク9-9からズベレフのラケットを弾く強いフォアハンドのリターンを叩き込み、最後のポイントでは前に出てボレーを打ったズベレフを走りながらのパッシングショットで抜き去って試合を終わらせた。

「第3セットに突入することを覚悟してそこに向けてメンタル的に準備をし始めていたけど、何とかセットポイントを凌ぐことができた。何度もマッチポイントがあったけど彼がいいプレーをし、最終的には9-9からいいリターンでポイントを取ったときに『よし、ここで決めよう』と思ったんだ。僕はクレージーなラリーに勝ち、ラッキーだった。本当に激烈なタイブレークだったよ」とルブレフは試合終盤を振り返った。

　これまでツアーではズベレフから1セットも取ることができていなかったルブレフは、6戦目で初勝利を挙げた。

　試合後にネット際でズベレフと抱擁を交わしたルブレフは、「僕らは本当にいい友達同士なんだ。僕らは10歳か11歳の頃から互いを知り合っており、ジュニア時代から一緒にいたからね。彼はいつも僕にとって兄のような存在であり、これまではすべての試合で僕を倒していた。だから僕には失うものがないし、緊張したりする必要はなかったよ」と話した。

　タイトル防衛を目指すルブレフは決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）を6-4 6-4で破って勝ち上がった同胞で第3シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）と対戦する。ジョコビッチの連勝を「20」で止めたメドベージェフは、3週連続優勝に王手をかけた。

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写真◎Getty Images

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