アルカラスがメドベージェフの連勝を終わらせ3度目のマスターズ制覇、世界1位の座を奪還 [ATPインディアンウェルズ]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額1014万3750ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 6-2で下してチャンピオンに輝いた。

 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったアルカラスは、相手のサービスゲームを3度破って1時間10分で勝利を決めた。メドベージェフは3大会(ロッテルダム、ドーハ、ドバイ)連続優勝を飾って今大会を迎えていたが、先月から続いていた連勝は「19」でストップした。

 昨年のマイアミとマドリッドを制していたアルカラスはATPマスターズ1000大会で3勝を挙げたラファエル・ナダル(スペイン)以来のティーンエイジャー(※ナダルは10代で6勝)になると同時に、『サンシャイン・ダブル』と呼ばれるインディアンウェルズとマイアミの両方を制した最年少の男子プレーヤーとなった。

 この勝利でノバク・ジョコビッチ(セルビア)から世界ナンバーワンの座を奪い返すことが確定したアルカラスは、「大きな意味がある。世界1位の座を取り戻すというのは僕にとって途轍もないことだ」とコメントした。

「でも何よりここでトロフィーを掲げるということに大きな意味がある。僕はこの大会が大好きだ。ここでの時間を大いに楽しんだし、初日から人々からの愛を感じた。このような形で10日間を締めくくることができたというのは素晴らしいことだよ」

 しかしながらアルカラスが世界ランク1位を維持するためには、ディフェンディング・チャンピオンとして臨むマイアミでタイトルを防衛して『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』を達成しなければならない。

「もちろん大会で優勝することは(次の大会に向けて)大きな自信になる。僕は素晴らしいプレーをしている。今日のコンディションはかなり難しかった。ダニールも明らかにベストの調子じゃなかった。僕が言えるのは自分のパフォーマンスと今大会での戦いぶりに満足しているということだ。マイアミでもこのレベルでプレーできるように願っているよ」と次の大会を見据えた。

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写真◎Getty Images

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