クビトバが4度目の正直で初のベスト4進出「メンタル的に厳しい試合だった」 [マイアミ・オープン]

写真はペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月21日~4月2日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第15シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が第18シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-4 3-6 6-3で振りきり4強入りを決めた。

  この試合は前日に行われる予定だったが、雨により順延となっていた。試合は最後まで競り合いとなったが、これまで一度もベスト8の壁を破ったことがなかったクビトバが2時間12分に渡るバトルの末に4度目の正直でついに準決勝行きの切符を手に入れた。

「特にメンタル的に厳しい試合だったと言わなければならないわ。エカテリーナは素晴らしいプレーをしていた。ボールをクリーンに打っていたし、彼女のサービスは本当に対処が難しかった」とクビトバは試合後の記者会見で語った。

「言うまでもなく、大きな意味を持つわ。これは大きな大会であり、私はここで一度も準決勝に進出したことがなかったから。特にインディアンウェルズでは準々決勝で負けていただけに価値があるし、勢いに乗れているのはいいことね」

 ともに一度ずつ相手のサービスゲームを破ってセットを分け合い突入した第3セットは3-3からブレークポイントをセーブしてキープしたクビトバが次のゲームで勝負を分けるブレークに成功し、5-3からのサービング・フォー・ザ・マッチで2度目のマッチポイントをものにして勝利を決めた。

「特に第3セットでは重要な瞬間にサービスに助けられた。それからブレークチャンスがきて、私はそれを掴んだ。最後は感動的だった。勝利への道を見つけることができて本当にうれしいわ」とクビトバは試合を振り返った。

 クビトバは準決勝で、前日に第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-4 6-4で倒す番狂わせを演じて勝ち上がった世界ランク74位のソラナ・シルステア(ルーマニア)と対戦する。ともに1990年生まれのふたりは過去に10戦してクビトバが6勝4敗でリードしているが、昨年の2試合ではともにストレートで星を分け合っている。

「お互いに好調だから、素晴らしい試合になるでしょうね。私たちは何年も戦ってきた。彼女(シルステア)とは大会前にここで一緒に練習もしたのよ。自分と同じ30歳以上の選手がいいプレーをしているのはいいことだわ。ソラナが好調なのはうれしいし、ふたたび対戦できるのは間違いなく素敵なことよ」とクビトバは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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