ルードが前年覇者バエスを退けベスト4進出「クレーコートシーズンのスタートとしては上出来」 [エストリル・オープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ミレニアム・エストリル・オープン」(ATP250/ポルトガル・エストリル/4月3~9日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が前年覇者で第5シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を6-3 6-0で退けベスト4に進出した。

 最初の2ゲームをブレークし合ったあと4-4から相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したルードは、競り合いながらも第2セットで3-0とリードを広げるとそのまま1ゲームも落とさず1時間18分で快勝した。ルードほぼ一貫して下がった位置でリターンを返し、正確なグラウンドストロークでバエスを守勢に追い込んだ。

「素晴らしかった。特に第2セットは最高のレベルだった。凄く満足しているし、うれしいよ。セバスチャンは手強い相手だ。スコアは試合内容を正確に表していないことがある。6-3 6-0は必ずしも僕がコートで感じていたものではない。でもそれがテニスだし、ちょっとしたことで自分に有利な方向に試合が進むことがあるんだ」ルードは試合を振り返った。

「今年最初の準決勝だ。ここからいい成績を挙げていくためにも試合に勝っていくことが重要になる。でもまあクレーコートシーズンのスタートとしては上出来だよ」

 ルードは次のラウンドで、2020年USオープン優勝者のドミニク・ティーム(オーストリア)を6-1 6-4で破って勝ち上がったカンタン・アリス(フランス)と対戦する。前週のマイアミでATPマスターズ1000大会で自己最高の16強入りを果たしたアリスは世界ランク80位で今大会を迎えたが、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで64位に浮上した。

 キャリア初のツアー4強入りを決めたアリスは「今の僕は本当にいいプレーをしている。本当にいい選手たちに勝ってきたし、今季最初のクレーコート大会で準決勝に進出するというのは僕にとって大きなことだ」と話し、「凄く幸せだし、明日もいいプレーができると思うから楽しみにしているよ」と次戦を見据えた。

 もうひとつの準決勝は、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)とマルコ・チェッキナート(イタリア)の顔合わせとなった。第6シードのキツマノビッチがベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)を7-5 6-2で退け、チェッキナートは第3シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に7-5 7-6(5)で競り勝った。

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写真◎Getty Images

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