稀な遺伝子疾患を持つ22歳のジョーンズがケガによる約1年の戦線離脱を乗り越え4強入り [WTAボゴタ]
WTAツアー公式戦「コルサニタス・カップ」(WTA250/コロンビア・ボゴタ/4月3~9日/賞金総額25万9303ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、稀な遺伝子疾患を持つ22歳のフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)が前年の準優勝者で第6シードのラウラ・ピゴッシ(ブラジル)を6-4 6-2で下してベスト4進出を果たした。
ワンブレーク差で第1セットを先取したジョーンズは第2セットで先にブレークされて1-2とリードされたが、そこから最後の5ゲームを連取して1時間33分で勝利を決めた。
先天性指欠損(外胚葉異形成症)で両手に3本の指と親指、右3本と左4本の足指を持って生まれてきたジョーンズはケガにより約1年の戦線離脱余儀なくされて149位まで上げた世界ランクを一度失い、復帰後にITFツアー5大会でプレーして817位で今大会を迎えている。この大会にスペシャル・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)でエントリーした彼女がツアー本戦でプレーするのは7度目だが、今週までは1勝しか挙げたことがなかった。
ジョーンズは次のラウンドで、予選勝者のヌリア・ブランカッチョ(イタリア)を6-3 6-2で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第2シードのタチアナ・マリア(ドイツ)と対戦する。
もうひとつの準決勝は、カミラ・ラヒモワ(ロシア)とペイトン・スターンズ(アメリカ)の顔合わせとなった。第4シードの第7シードのサラ・ソリベス トルモ(スペイン)とのシード対決を6-4 7-5で制し、テキサス大学オースティン校でプレーしていた昨年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでタイトルを獲得した実績を持つスターンズはタマラ・ジダンセク(スロベニア)を6-3 2-6 6-2で倒して初のツアー4強入りを決めた。
写真◎Getty Images
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