3人のシード選手を倒したカルバレス バエナがキャリア2度目のツアー決勝進出 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2022年フレンチ・オープンでのロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月3~9日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)が第2シードのダニエル・エバンズ(イギリス)に2-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめてツアー2勝目に王手をかけた。

 一度しかキープできずに第1セットを落としたカルバレス バエナは第2セット3-4から3ゲームを連取してセットオールに追いつくと、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間36分で初優勝を飾った2018年2月のキト以来となるキャリア2度目のツアー決勝進出を決めた。

 2021年7月のバスタッド以来となるツアー準決勝で世界ランク30位以内の選手から今季初勝利を挙げたカルバレス バエナは1回戦で第5シードのマキシム・クレッシー(アメリカ)、準々決勝では第4シードのタロン・グリークスプア(オランダ)に勝っており、同大会で3人のシード選手を倒す活躍を見せている。彼はまた同大会で2014年に予選から4強入りしており、昨年も準々決勝まで勝ち進んでいた。

「何故だかわからないけど、ここに来るたびに僕は最高のプレーをしていると感じているんだ。初めてチャンジャ―大会で優勝したのもモロッコだったしね。とても気分がいいし、明日もいい試合ができるよう頑張るよ」とカルバレス バエナは試合後にコメントした。

 カルバレス バエナは決勝で、パベル・コトフ(ロシア)を7-6(3) 7-5で破って勝ち上がった世界ランク126位のアレクサンドル・ムレール(フランス)と対戦する。

 自分の試合が終わった時点で次の相手が決まっていなかったカルバレス バエナは、「彼らはとてもいいプレーをしているから、明日は非常に厳しい戦いになることは町がないだろうね」と次戦を見据えた。

 ダブルスは決勝が行われ、マルセロ・デモリナー(ブラジル)/アンドレア・ババッソーリ(イタリア)が第3シードのアレクサンダー・エルラー/ルーカス・ミードラー(ともにオーストリア)に6-4 3-6 [12-10]で競り勝ちタイトルを獲得した。デモリナー/ババッソーリはこれに先立ち準決勝を戦い、N.スリラム・バラジ/ジーヴァン・ネドゥンチェリヤン(ともにインド)を3-6 6-3 [10-3]で破っていた。

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写真◎Getty Images

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