ルードがアリスとの激闘を制して今季初優勝に王手、よき友人キツマノビッチに対する決勝へ [エストリル・オープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ミレニアム・エストリル・オープン」(ATP250/ポルトガル・エストリル/4月3~9日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が16本のサービスエースを決められながらもカンタン・アリス(フランス)に6-4 3-6 7-6(2)で競り勝ち今季初優勝に王手をかけた。

 オープニングゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したルードは第2セット第4ゲームでサービスダウンを喫してセットオールに追いつかれたが、お互いにサービスキープで進んだ第3セットをタイブレークの末に制して2時間10分で勝利をもぎ取った。

 2018年オーストラリアン・オープン1回戦で第5セット11-9の死闘を演じた末にアリスに勝っていたルードは、「これもまた素晴らしい試合だった。長くて競ったエキサイティングなバトルだったね。試合が自分に有利な方向に進んで本当によかった。このような試合を決めるのはほんの数ポイントの違いなんだ。第3セットのタイブレークを取れてうれしいし、このような試合に勝てたときは常にいい気分だ」と試合後にコメントした。

「カンタンは素晴らしいサービスの持ち主で、ベースラインでのプレーもパワフルだ。ラリーでリズムを見つけるのは難しかったけど、何とか踏ん張って(自分からミスをしないで)彼にプレーさせようとしたんだ。うまくいったのはラッキーだったよ」

 ルードは決勝で、マルコ・チェッキナート(イタリア)を6-3 6-1で破って勝ち上がった第6シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。

「楽しい試合になるだろうね。ミオミルはツアーの中でも仲のいい友人のひとりなんだ。ワクワクするような試合になると思う」とルードは次戦を見据えた。

「彼はここまで素晴らしいプレーをしているから、かなり厳しい試合になることを覚悟しておく必要がある。彼はすべてストレートで勝っているし、ほとんどが圧勝だ。しっかり準備をしなければならないし、いいプレーをして楽しめるよう願っているよ」

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写真◎Getty Images

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