ジャバーが2年連続決勝進出、ペグラとベンチッチの試合は第2セット途中で雨により順延 [WTAチャールストン]

写真はオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月3~9日/賞金総額78万637ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が第3シードのダリア・カサキナ(ロシア)に7-5 7-5で競り勝ち今季初優勝に王手をかけた。

 2度サービスダウンを喫して1-4とリードされたジャバーは2-5からブレークしたが、次のサービスゲームの途中で雨により試合は3時間以上中断した。ジャバーは再開後にセットポイントを2つ凌いでキープし、続く3ゲームを連取して第1セットを逆転で先取した。

 第2セットも0-2とリードされながら直ぐに追いついたジャバーは第8ゲームを6度のデュースを繰り返した末にブレークして5-3としたが、カサキナが2ゲームを取り返して5-5に追いついた。しかしカサキナは5-6の15-15からのダブルフォールトを皮切りに3ポイント連続でミスを犯し、ジャバーが1時間47分で2年連続となる決勝進出を決めた。

「雨に感謝しなければならないわね。コーチと少し話すことができてアドバイスしてくれたし、第1セットで何が起きていたのか振り返ることができた。自分のテニスはできていたから、あとは細かい部分を見直す必要があるだけだった。そのあとは間違いなく辛抱強くなったしポイントを取れるようになったから、凄く助けられたわ」とジャバーは試合後のオンコートインタビューで語った。

 ジャバーは決勝で、第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)とディフェンディング・チャンピオンで第4シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)の勝者と対戦する。この試合はベンチッチが第1セットを7-5で先取したあと第2セットのタイブレークでペグラが4-2とリードした時点で雨により順延となった。

 この勝利でツアー準決勝での戦績を10勝2敗としたジャバーだが、決勝では3勝7敗と負け越している。

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写真◎Getty Images

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