2018年&21年準優勝者チチパスが初戦に快勝「まだ先は長い」 [バルセロナ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がペドロ・カチン(アルゼンチン)を6-4 6-2で下して16強入りを決めた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、チチパスはこの試合が初戦だった。一度もピンチに直面することなく自分のサービスゲームをすべてキープしたチチパスは、手にした3つのブレークポイントをすべてものにして1時間19分で快勝した。

「いいテニスができた。常にプレーに変化を加え、いつも以上にアグレッシブに攻め続けたから全体的によかったと思う。試合展開についても満足している。序盤から戦い方を理解し、ペースについていくことができた。相手が仕掛けてきたことにうまく対応し、とてもスムーズにプレーできた」とチチパスは試合を振り返った。

 ラファエル・ナダル(スペイン)に敗れはしたが2018年と21年に同大会で決勝に進出したチチパスは優勝への意気込みを聞かれ、「コートに出るときは常にそれが僕のモティベーションだ。もちろんここにはいい思い出がある。決勝で2度負けたことには拘らず、ポジティブなことを覚えておくようにしているよ」と答えた。

「ここにいることができて幸せだ。とにかくテニスを楽しんで決勝に勝ち進みたいと思っているけど、まだまだ先は長いからね」

 チチパスは次のラウンドで、予選勝者のヨセフ・コバリク(スロバキア)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのヤニク・シナー(イタリア)、第6シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第7シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第9シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第11シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、第15シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、第16シードの西岡良仁(ミキハウス)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 3回戦ではシナーが西岡と、ハチャノフがエバンズと、ノリーがムゼッティと、デミノーがディミトロフと、セルンドロは第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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