長いカムバックへの道のりを歩んだチョリッチが2019年以来の3回戦進出「そのときがくると信じていた」 [フレンチ・オープン]

写真は2019年以来となる3回戦進出を決めたボルナ・チョリッチ(クロアチア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で第15シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)がペドロ・カチン(アルゼンチン)を6-3 4-6 4-6 6-3 6-4で倒し、同大会で2019年以来となるベスト32進出を決めた。

 セットカウント1-2から最終セットに持ち込んだチョリッチは第5セット第4ゲームで先にサービスダウンを喫したが直後に追いつき、もう一度相手のサービスゲームを破ると5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして4時間23分のバトルを締めくくった。

「このような(5セットマッチ)状況にならず、もう少し楽に勝てたらいいんだけどね。でもこれが現実だ。今年のロラン・ギャロスで僕はいいテニスをしていると言えると思うけど、最高のレベルには達していない。だからこそ頑張り抜く必要があるのだと思う」とチョリッチは試合後にコメントした。

「正直に言って、心地よく感じていた。体調も万全だったし疲れていなかった。体のどこに痛みもなかった。恐らくあと2時間はプレーできると感じていたよ」

 かつてダニール・メドベージェフ(ロシア)らと並んで将来を嘱望されるトップ予備軍と見なされていたチョリッチだが、ここ数年は度重なるケガで行く手を阻まれてきた。膝や背中などのケガを経て2021年5月に肩の手術を受けたチョリッチは同シーズンの残り期間を通して戦線離脱を余儀なくされ、2018年11月に自己最高12位をマークした世界ランクは一時250位以下に落ちていた。

 そこからカムバックして世界16位で今大会を迎えているチョリッチは、ここまでの長く辛い道のりを「落ち込んだりケガをしているときは、プロセスに投資しなければならないことはわかっていた」と振り返った。

「僕は昨年のロラン・ギャロスでは2回戦で敗れ、そのあとチャレンジャー大会でも2つ負けた。でもカムバックにそれほど時間はかからないとわかっていた。だからとにかく努力を続けたんだ。肩の状態がよくなることも期待していたけど、そのときがくると信じていた。1つか2つの大会で活躍できればトップ50から60くらいに戻ることはできる。そうすればツアーに戻れるからね」

 チョリッチは次のラウンドで、第18シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 7-6(2) 6-3で破って勝ち上がったトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)と対戦する。

「エチェベリとは昨年にペルージャでプレーしたんだ。簡単にやられてしまったよ。ロラン・ギャロス後の2大会目だった。今年の彼は素晴らしいプレーをしていると思う。凄くいい試合になるだろうね」とチョリッチは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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