サバレンカがスビトリーナを下して1セットも落とさずベスト4に進出 [フレンチ・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が元世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-4で退けベスト4に進出した。試合時間は1時間36分。

 ロラン・ギャロスに6年連続出場となる25歳のサバレンカは、3度の3回戦進出(2020~22年)がこれまでの最高成績だった。第7シードとして臨んだ昨年は、3回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)に6-4 1-6 0-6で逆転負けを喫していた。

 1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム初制覇を果たしたサバレンカはクレーコートでも3週間前のマドリッド(WTA1000)で2021年に続くタイトルを獲得し、今季の女子ツアーでトップとなる29勝5敗の戦績で今大会を迎えている。

 この結果でサバレンカは、スビトリーナとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。クレーコートでは2020年9月にストラスブール(WTAインターナショナル)の準決勝で顔を合わせ、スビトリーナが6-2 4-6 6-4で勝っていた。

 今大会でのサバレンカは1回戦でマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-3 6-2で、2回戦で予選勝者のイリナ・シマノビッチ(ベラルーシ)を7-5 6-2で、3回戦でカミラ・ラヒモワ(ロシア)を6-2 6-2で、4回戦では2018年大会準優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)を7-6(5) 6-4で破って8強入りを決めていた。

 サバレンカは次のラウンドで、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。ムチョバは準々決勝で、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を7-5 6-2で下して勝ち上がった。

 昨年の大会をロシアによるウクライナ侵攻で受けた精神的苦痛とケガを理由に欠場したスビトリーナは同年10月に夫でありテニス選手のガエル・モンフィス(フランス)との第一子となる娘スカイを出産し、産休を経て今年4月のチャールストン(WTA500/クレーコート)で復帰したあと前週のストラスブール(WTA250/クレーコート)で母としての初タイトルを獲得して今大会を迎えていた。

 世界ランクを一時1000位以下に落としていたスビトリーナは復帰後ITFツアーを含む8大会目を終え、トップ100に復帰することが確定した。

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写真◎Getty Images

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