スビトリーナがカサキナに競り勝ち3年ぶり4度目のベスト8進出「以前のようなプレッシャーはない」 [フレンチ・オープン]

写真は3年ぶり4度目のベスト8進出を決めたエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で元世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第9シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-4 7-6(5)で振りきり、3年ぶり4度目のベスト8進出を決めた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したスビトリーナは第2セット5-4と6-5からブレークバックを許したが、もつれ込んだタイブレークで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間56分で勝利を決めた。ふたりはこれが7度目の対決だったが、スビトリーナが全勝をキープした。

 産休を経て今年4月のチャールストンで復帰したスビトリーナは前週のストラスブールで母としての初タイトルを獲得するなど、周囲の予想以上に迅速かつ順調にカムバックの過程を辿っている。

「以前のようなプレッシャーは感じていないわ。もちろんグランドスラム大会で優勝したいから個人的には自分にプレッシャーをかけている。これは私にとって究極の目標だから。でも外部からのプレッシャーは感じていない。大会が始まったころは自分がロラン・ギャロスで準々決勝に進出するなんて誰も期待していなかった。そのことで大いに助けられていると感じている」とスビトリーナは試合後にコメントした。

「まるで17歳の頃のように新鮮な気持ちでツアーに戻った感じね。今週も来週も守らなければならないポイントもないし、間違いなくより自由な気持ちでいることができているわ」

 スビトリーナは次のラウンドで、2018年大会準優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)を7-6(5) 6-4で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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