シュツットガルトの雪辱に成功したサバレンカがシフィオンテクとの頂上決戦を制して2年ぶりの優勝 [マドリッド・オープン]

写真は2年ぶりの優勝を飾ったアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額765万2174ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-3 4-6 6-3で倒して2年ぶりの優勝を飾った。

 第1セットは安定したサービスゲームを展開したサバレンカが先取したが、シフィオンテクは第2セット3-0から3-3に落ち着かれながらも突き放してセットオールに追いついた。第3セットは逆にサバレンカが先行してシフィオンテクが追いかける展開となったが、サバレンカが5-3で迎えたサービスゲームで4度目のチャンピオンシップポイントをものにして2時間26分で試合を締めくくった。

 25歳のサバレンカがツアー大会の同種目でタイトルを獲得したのは、グランドスラム初制覇を果たした1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来で通算13回目(今季3勝目)となる。ツアー決勝での戦績は、13勝10敗(今季3勝2敗)となった。

 この結果でサバレンカは、シフィオンテクとの対戦成績を3勝5敗とした。ふたりは2週間前のシュツットガルト(WTA500/室内クレーコート)でも決勝で対決し、シフィオンテクが6-3 6-4で勝っていた。世界ランク1位と2位の選手が同じシーズンにクレーコート大会の決勝で2度顔を合わせたのは、ここ40年で3度目の出来事だった。

 今大会でのサバレンカは初戦となった2回戦でソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-4 6-3で、3回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のカミラ・オソリオ(コロンビア)を6-4 7-5で、4回戦でワイルドカードのミラ・アンドレーワ(ロシア)を6-3 6-1で、準々決勝でマヤル・シェリフ(エジプト)を2-6 6-2 6-1で、準決勝では第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-4 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 昨年の大会を肩のケガで欠場していたシフィオンテクは2年ぶりに出場したが、シュツットガルトから続いていた連勝は「9」でストップした。

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写真◎Getty Images

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