アルカラスが大会連覇で今季3勝目、チチパスは3度目の準優勝 [バルセロナ・オープン]

写真は2連覇を達成したカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3 6-4で下して2連覇を達成した。

 地元の観客から声援が飛び交う中、母国の英雄であるラファエル・ナダル(スペイン)の名がついたセンターコートでパワフルなストロークと柔らかいタッチのドロップショットに見事なディフェンス力を兼ね備えたプレーを見せたアルカラスは1時間19分で勝利を決めた。

 19歳のアルカラスがツアー大会でタイトルを獲得したのは3月のインディアンウェルズに続いて今季3度目で、決勝での戦績は通算9勝3敗となった。チチパスとはこれが4度目の対戦だったが、アルカラスが4連勝を飾った。チチパスはナダルに敗れた2018年と21年に続く3度目の決勝進出だったが、初優勝を飾ることはできなかった。

「バルセロナで家族や友人たちがいる前でトロフィーを掲げるというのは素晴らしいことだ。チームのメンバーもほとんどここにいるしね。このレベルでプレーし、彼らの前で優勝した姿を見せることができて気分がいいよ」とアルカラスは試合後に語った。

「僕とチームは試合前、リラックスした状態を保つということについて話していたんだ。厳しい瞬間にいいプレーをしたければ、リラックスした状態を保つというのは僕にとってもっとも重要なことだからね。ミスのことを忘れ、コートで自分らしくあること。観ている人々のことを考えず、とにかく自分、コート、ラケット、決勝に集中するんだ」

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、予選から勝ち上がってきたマッシモ・ゴンサレス/アンドレス・モルテーニ(ともにアルゼンチン)が第1シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)を6-3 6-7(8) [10-4]で倒して今季3勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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