ムチョバが2021年オーストラリアン・オープン以来2度目のグランドスラム4強入り「自分がまだ勝ち残っていられて本当にうれしい」 [フレンチ・オープン]

写真はグランドスラム大会でキャリア2度目の4強入りを決めたカロリーナ・ムチョバ(チェコ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝でカロリーナ・ムチョバ(チェコ)がアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)とのノーシード対決を7-5 6-2で制し、四大大会で2021年オーストラリアン・オープン以来となるキャリア2度目のベスト4進出を決めた。

 昨年の大会はケガのため3回戦で途中棄権を強いられムチョバだが、今回は快調に勝ち進んでいる。激しいストローク戦となったこの試合でオープニングゲームをブレークして好スタートを切ったムチョバは4-1とリードを広げるチャンスを手にしたが、そこで粘られて4つのブレークポイントをものにし損ねると次のサービスゲームを落として追いつかれてしまった。

 そのあとふたたび5-4とリードした直後にブレークバックを許したが、そこでレベルを上げたムチョバは最後の10ポイント中8ポイントを取って第1セットを先取すると勢いを増して第2セットで主導権を握って勝利に向けて突き進んだ。

「何て言ったらいいかわからない。信じられないような2週間よ。自分がまだ勝ち残っていられて本当にうれしい」とムチョバは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(第1セット5-4からの)サービスゲームをキープして締めくくれなかったけど、もう一度ブレークすることができた。それから私は風に乗ってプレーした。少し風があったからとても重要なことで、そのようになってよかったわ」

 世界ランク43位でシードが付かなかったムチョバは1回戦で第8シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)に当たるという厳しいドローだったことを振り返り、「ドローを見たとき、2年連続で彼女(サカーリ)と当たるなんてちょっと面白いと思ったの。かなり大変な試合になるとわかっていた。(去年と)同じコートだったから“デジャブ”だったけど、素晴らしい試合だったわ」と語った。

「自分のプレーぶりとここまで勝ち進んでこれたことに満足している」

 ムチョバは次のラウンドで、元世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。ふたりは2019年10月に珠海で一度対決したことがあり、そのときはサバレンカが7-5 7-6(4)で勝っている。

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写真◎Getty Images

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