サバレンカが4つのグランドスラム大会すべてで準決勝進出「できるだけここに留まり最高のテニスを見せたい」 [フレンチ・オープン]

写真は1セットも落とさず4強入りを決めたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が元世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-4で退けベスト4に進出した。

 パワーを駆使してアグレッシブにボールを叩き込むサバレンカにスビトリーナが優れたディフェンス力を駆使して深いボールとプレースメントで対抗するという展開となったが、試合の大部分でラリーの主導権を握ったサバレンカが最終的にスビトリーナをねじ伏せた。

 攻撃的な姿勢を貫いて30本のウィナーを奪ったサバレンカは37本のアンフォーストエラーを犯したが、厳しいコースへの強打で相手に多くのミスを強いた。スビトリーナはアンフォーストエラーこそ12本に留めたが、フォースドエラー(強いられたミス)は34本に及んだ。

「彼女(スビトリーナ)の動きはよかった。子供を生んだばかりであのようにできるなんて本当に凄い。彼女を尊敬するわ。凄く厳しい試合だったから、勝つことができて本当にうれしい」とサバレンカは試合後にコメントした。

「私の場合は自分自身、自分のテニスに集中したほうがいいと思っている。もし打ち込まなければならないと感じたら、どんなスコアでも狙っていく。もちろん事前に作戦は立てるけど、スコアや試合の流れ次第で変えることもある」

 クレーコートで成功をおさめていることについて聞かれたサバレンカは、「子供の頃はハードコートよりクレーコートで練習することが多かったの。どうして皆が私をハードコートのスペシャリストと思っているのかわからないわ」と答えた。

「ここで可能な限り先まで勝ち進みたい。できるだけここに留まり、最高のテニスを見せたいわ」

 四大大会すべてで4強入りを決めたサバレンカは次のラウンドで、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)とのノーシード対決を7-5 6-2で制して勝ち上がったカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。ふたりは2019年10月に珠海で一度対決したことがあり、そのときはサバレンカが7-5 7-6(4)で勝っている。

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写真◎Getty Images

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