WTAツアーで3度目となるイギリス人対決の決勝を制したブルターがツアー初優勝「小さな頃からこの瞬間を夢見てきた」 [WTAノッティンガム]

写真はツアー初優勝を飾ったケイティ・ブルター(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー・オープン」(WTA250/イギリス・ノッティンガム/6月12~18日/賞金総額25万9303ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したケイティ・ブルター(イギリス)がジョディー・バレージ(イギリス)との地元勢対決を6-3 6-3で制してツアー初優勝を飾った。

 月曜日にエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を抜いてWTAランキングで最上位のイギリス人プレーヤーとなっていたブルターは、タイトルへの道のりで4人の同胞を倒して1セットも落とさず頂点に駆け上がった。

 女子ツアーで1977年以来となる3度目のイギリス人対決となったこの決勝は、ふたりにとって初のツアー決勝だった。バレージに対して過去2戦2勝だったブルターはオープニングゲームをブレークして好スタートを切り、第1セットを先取したあと第2セットも3-0とリードすると残りのサービスゲームをすべてキープして1時間13分で勝利を決めた。

 会場にも近いレスターで育ったブルターは、「私は小さな頃からこの大会でこの瞬間を夢見てきたの。4~5歳だったときにはここで練習したこともあったしね。ファンとして観にきていた大会に今は選手として参加し、大きな夢を見て今日は何とか勝利への道を見つけ出した。私にとって何よりも意味があるわ」と表彰式のスピーチで語った。

 この勝利でブルターは世界ランク126位から2019年5月以来のトップ100復帰が確定し、自己最高82位を更新することが確実となった。

 同日にはダブルス決勝も行われ、ウルリカ・エイケリ(ノルウェー)/イングリッド・ニール(エストニア)がワイルドカードで出場したハリエット・ダート/ヘザー・ワトソン(ともにイギリス)に7-6(6) 5-7 [10-8]で競り勝ちタイトルを獲得した。


(右から)女子ダブルス優勝のウルリカ・エイケリ(ノルウェー)、イングリッド・ニール(エストニア)、準優勝のヘザー・ワトソン(イギリス)、ハリエット・ダート(イギリス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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