シナーが接戦を乗り越え2回戦へ「僕にとってすべての試合は『勝つか学ぶか』」 [ATPハレ]

2023-06-21

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シナーが接戦を乗り越え2回戦へ「僕にとってすべての試合は『勝つか学ぶか』」 [ATPハレ]

テニスマガジン編集部

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写真はフレンチ・オープンでのヤニク・シナー（イタリア）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」（ATP500／ドイツ・ノルトラインヴェストファーレン州ハレ／6月19～25日／賞金総額234万5130ユーロ／グラスコート）の男子シングルス1回戦で、第4シードのヤニク・シナー（イタリア）がリシャール・ガスケ（フランス）を6-3 5-7 6-2で振りきり大会初勝利を挙げた。

　ツアーレベルのグラスコートで12試合目に臨んだ21歳のシナーは一貫性のあるシャープなベースラインプレーを披露し、テクニシャンのガスケが課す試練を乗り越えた。

　前週のスヘルトーヘンボスで準々決勝敗退に終わっていたシナーは、「芝は3つのサーフェスの中で僕がまだもっとも学ばなければならいことが多いと感じるものだ。それはまたポジティブなことでもある。スヘルトーヘンボスのあとに何日かに渡って何時間も練習し、テニスのフィーリングと動きの感覚を掴もうと取り組んでいたよ」と試合後にコメントした。

「今日は（グラスコートでプレーした）前回の試合より動きがずっとよくなったと感じた。どの試合もいいもので、ポジティブだ。僕にとってすべての試合は『勝つか学ぶか』なんだ。今日は第2セットで多くのチャンスがあったのに生かすことができなかったけど、第3セットでいい対応ができた」

　シナーは次のラウンドで、ラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）のアスラン・カラツェフ（ロシア）を6-2 3-6 6-2で破って勝ち上がったロレンツォ・ソネゴ（イタリア）と対戦する。

　そのほかの試合では2021年大会準優勝者で第3シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）、ディフェンディング・チャンピオンで第6シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）、第8シードのロベルト・バウティスタアグート（スペイン）、第9シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）、前週のスヘルトーヘンボスでツアー2勝目を挙げたばかりのタロン・グリークスプア（オランダ）、アレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）、ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したヤニック・ハンフマン（ドイツ）が2回戦に駒を進めた。

　第7シードのボルナ・チョリッチ（クロアチア）はブブリクに3-6 1-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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