大会30周年を祝うセレモニーに最多優勝記録を保持するフェデラーが登場「僕はここで素晴らしい時間を過ごした」 [ATPハレ]

写真は大会30周年のセレモニーでスピーチするロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)で30周年を祝うセレモニーが行われ、同大会で最多優勝記録を保持するロジャー・フェデラー(スイス)がメインゲストとして招かれた。

 “フェデラーの日”と名付けられた同日の特別セレモニーでその並外れた偉業を称えられ、詰めかけた観客を熱狂させたフェデラーは「引退してから大会に戻ってきたのは初めてだから、いい意味で少し奇妙な感じがするよ」と語った。

「引退してから戻ってくるにはそれなりの目的が必要だといつも思っていた。だからこそ我々は今、ハレで大会30周年を祝うためにここにいる」

 初参戦の2000年から21年まで18回プレーしたフェデラーは同大会で69勝8敗の戦績を残し、10度(2003~06年、08年、13~15年、17年、19年)タイトルを獲得した。

「初めてここに来たのがいつだったかはっきり覚えていないけど、恐らく22年ほど前だ。それから18年はここでプレーしたよ。素晴らしい時間を過ごしたし、僕は間違いなくここで多くの成功をおさめた」とフェデラーは振り返った。

 今でもライバルたちの動向に強い関心を持っているフェデラーだが、ラファエル・ナダル(スペイン)とペアを組んでダブルスをプレーした昨年9月のレーバー・カップ以降は一度もテニスをしていないと明かした。

「まだコートを予約していないから友人に電話をかけて『テニスをしよう』と誘ったりはしていないけど、子供たちとはよく遊んでいるよ。彼らを少しサポートしてコーチしようとしているけど、簡単じゃないね。いい思い出にはなると思うけど」とフェデラーは話した。

「体が回復して準備が整えば、またエキシビションマッチでプレーできればと思っている。でも今のところは試合から離れて本当に本当に幸せな日々を過ごしているんだ。そうは言ってもかなり綿密にツアーの動向はチェックしているけどね」

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写真◎Getty Images

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