ブブリクがルブレフを倒してキャリア最大のタイトルを獲得「本当に大きな意味がある」 [ATPハレ]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3 3-6 6-3で倒してキャリア最大のタイトルを獲得した。

 昨年2月のモンペリエ以来となるツアー2勝目を挙げたブブリクは2019年と22年にグラスコートのニューポートで決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっていた。

 大会を通してサービスゲームで相手を圧倒してきたブブリクはこの日もサービスを軸にストローク戦でも高いレベルを保ち、強打にドロップショットを混ぜて相手のリズムを崩した。ブブリクは第2セット第6ゲームで一度だけサービスダウンを喫したが、第1セットと第3セットの第2ゲームをブレークして1時間34分で勝利を決めた。

「これは僕にとって本当に大きな意味がある。半年ほど苦しんできて、ようやく報酬を手にした。僕はこれを当然のことだとは思っていない」と26歳のブブリクは試合後にコメントした。

「ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)に対する2回戦で初めてこのコートに入る前に小さな殿堂を通り抜けたときに、『凄い! 有名なトップ選手たちがたくさんいる。いつかここに自分の名前を刻めたら素敵だろうな』とぼんやり思ったんだ。でもこの大会で優勝できるなんて想像もしていなかったから、本当に本当に幸せだよ」

 このあとに行われたダブルス決勝では、マルセロ・メロ(ブラジル)/ジョン・ピアース(オーストラリア)がシモーネ・ボレッリ/アンドレア・ババッソーリ(ともにイタリア)とのノーシード対決を7-6(3) 3-6 [10-6]で制して優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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