地元優勝を目指すズベレフが準決勝へ、シナーは内転筋の負傷で途中棄権 [ATPハレ]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で、第9シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がニコラス・ジャリー(チリ)を7-5 6-3で倒してベスト4に進出した。

 安定したパフォーマンスを見せたズベレフはアンフォーストエラーを12本に抑え、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間57分で勝利を決めた。ほとんどの時間帯で主導権を握っていたズベレフは第2セット4-2の場面で3つのブレークポイントに直面したが、強力なサービスとバックハンドで危機を回避した。

「物凄くうれしいよ。特にグラスコートでの彼は本当に危険な相手だからね。準決勝に進出できてよかったし、ふたたびグラスコートで戦うことができて幸せだ」と同大会で2016年と17年に準優勝した実績を持つズベレフは試合後にコメントした。

「2時間も同じレベルでプレーできないのは人間なら当たり前だ。難しい瞬間に最善を尽くして対処しなければならないけど、今日はうまくできたと思う」

 ズベレフは次のラウンドで、第4シードのヤニク・シナー(イタリア)が第2セット途中で棄権したため勝ち上がったアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。シナーは第1セット終了後にメディカルタイムアウトを取っており、大会主催者はシナーは試合中にドロップショットを取ろうとした際に内転筋を痛めたため棄権したと説明した。

 もうひとつの準決勝は、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)とロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)の顔合わせとなった。2021年大会準優勝者で第3シードのルブレフが前週のスヘルトーヘンボスでツアー2勝目を挙げたタロン・グリークスプア(オランダ)に3-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、第8シードのバウティスタ アグートは第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に7-5 7-6(3)で競り勝った。

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写真◎Getty Images

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