2021年大会準優勝者ルブレフがズベレフを倒したブブリクに対する決勝へ [ATPハレ]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が第8シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-3 6-4で下して大会初優勝に王手をかけた。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したルブレフは第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫したが、第4ゲームで追いつくと5-4から最後のゲームをブレークして1時間41分で勝利を決めた。ルブレフは強力なフォアハンドで攻撃を仕掛けてラリーの主導権を握り、試合を通して29本のウィナーを決めた。

「決勝に進出できて素晴らしい気分だ。僕にとってグラスコートで2度目の決勝だから、本当にうれしいよ。ここで決勝に進出するなんて期待していなかった。グラスコートでは何を期待していいのかわからないから、明日はどうなるか見てみよう」とルブレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

 ルブレフは2年ぶりの決勝で、第9シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 7-5で破って勝ち上がったアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。多くのドロップショットを含む多彩なショットで相手を翻弄したブブリクは、ズベレフとの対戦成績を3勝1敗とした。

「アレックス(ブブリク)は非常に才能のある選手で、グラスコートは彼がもっとも得意とするサーフェスだと思う。彼はスライスやドロップショットなどで僕のリズムを崩しにくるはずだ。いい試合になるだろう。小さな詳細が勝負を分けると思う」とルブレフは次戦を見据えた。

 同サーフェスでは2019年と22年にニューポートで決勝に進出した実績を持つブブリクは、「仕事はまだ終わっていない。最後の試合が残っている。(ズベレフに勝ったことは)うれしいけど、集中力を切らさないように心掛けるよ」とツアー2勝目を目指す決勝に向けて気を引き締めた。

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写真◎Getty Images

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