ジョコビッチが5連覇に向けた挑戦をスタート「最初の試合は常に少し難しい」 [ウインブルドン]

写真はセンターコートのオープニングマッチを勝利で飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)が開幕し、センターコートのオープニングマッチとなる男子シングルス1回戦で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク68位のペドロ・カチン(アルゼンチン)を6-3 6-3 7-6(4)で退け大会5連覇に向けた挑戦のスタートを切った。

 立ち上がりに躓いたジョコビッチは第3ゲームで先にサービスダウンを喫したが、直後にブレークバックしてからは主導権を握った。3-3から3ゲームを連取して第1セットを先取したジョコビッチは安定したサービスゲームで2セットを連取し、お互いのサービスキープで進んだ第3セットもタイブレークを危なげなく制して2時間11分で試合を締めくくった。

「毎年ここに戻ってくると、世界最大でもっとも重要な大会で優勝することを夢見ていた少年時代の気持ちを思い出す。僕はこのコートでは一瞬たりとも当然のことと考えないように心掛けているんだ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ペドロは特に第3セットで素晴らしいサービスを打っていた。僕にとって最初の試合は常に少し難しい。グラスコートはほかのサーフェスより適応に時間がかかるしね。試合を重ねるごとにテニスのレベルが上がっていくことを願っているよ」

 カチンはここ1年で力をつけてトップ100に定着するようになったが、ツアーレベルのグラスコート大会でプレーしたのは初戦敗退に終わった前週のマヨルカが初めてだった。

 ジョコビッチは次のラウンドで、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)を2-6 2-6 6-4 7-6(4) 6-3で破って勝ち上がったジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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