今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦7月3～16日／グラスコート）の男子シングルス3回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）がスタン・ワウリンカ（スイス）を6-3 6-1 7-6(5)で退けベスト16に進出した。試合時間は2時間6分。

　センターコートの使用制限時間が迫る中、ジョコビッチは第3セットのタイブレーク3-5から4ポイントを連取してストレートで試合を終わらせた。

　ウインブルドンに3年連続18回目の出場となる36歳のジョコビッチは、これまでに7度（2011年、14～15年、18～19年、21～22年）タイトルを獲得。昨年は決勝でニック・キリオス（オーストラリア）を4-6 6-3 6-4 7-6(3)で倒し、グランドスラム大会で21回目の栄冠に輝いた。

　2023年シーズンのジョコビッチはオーストラリアン・オープン（オーストラリア・メルボルン／ハードコート）とフレンチ・オープン（フランス・パリ／クレーコート）を制しており、今大会で勝つと四大大会優勝回数で男女と通した最多記録を持つマーガレット・コート（オーストラリア）の「24」に並ぶことができる。

　ジョコビッチは次のラウンドで、第14シードのロレンツォ・ムゼッティ（イタリア）を7-6(4) 6-4 6-4で破って勝ち上がった第17シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）と対戦する。

　そのほかの試合では第7シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したダビド・ゴファン（ベルギー）を6-3 6-7(6) 7-6(5) 6-2で振りきり、第26シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）がワイルドカードを得て参戦したリアム・ブローディ（イギリス）を4-6 6-2 7-5 7-5で倒し、ロマン・サフィウリン（ロシア）はギド・ペラ（アルゼンチン）とのノーシード対決を7-6(1) 6-4 6-0で制してそれぞれ16強入りを決めた。

　シャポバロフとサフィウリンは、4回戦で顔を合わせる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）

大会5日目｜7月7日

男子シングルス3回戦｜主な試合結果

○87ロマン・サフィウリン（ロシア）7-6(1) 6-4 6-0 ●82ギド・ペラ（アルゼンチン）

○89デニス・シャポバロフ（カナダ）[26] 4-6 6-2 7-5 7-5 ●93リアム・ブローディ（イギリス）[WC]

○97アンドレイ・ルブレフ（ロシア）[7] 6-3 6-7(6) 7-6(5) 6-2 ●103ダビド・ゴファン（ベルギー）[WC]

○128ノバク・ジョコビッチ（セルビア）[2] 6-3 6-1 7-6(5) ●124スタン・ワウリンカ（スイス）