アルカラスがメドベージェフに快勝、決勝はタイトルと世界1位の座をかけたジョコビッチとの頂上決戦に [ウインブルドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 6-3 6-3で退け2度目のグランドスラム制覇にあと1勝と迫った。試合時間は1時間50分。

 四大大会でアルカラスが同ラウンドを突破したのは、グランドスラム初優勝を飾った昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来でキャリア2度目となる。

 ウインブルドンに3年連続出場となる20歳のアルカラスは、昨年の4回戦進出がこれまでの最高成績だった。そのときは3試合を勝ち上がったあと、4回戦でヤニク・シナー(イタリア)に1-6 4-6 7-6(8) 3-6で敗れていた。

 グラスコートシーズンのアルカラスは先月のロンドン(ATP500/グラスコート)で今季5勝目を挙げ、世界ナンバーワンに復帰して今大会を迎えている。

 この結果でアルカラスは、メドベージェフとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。ウインブルドンでは両者の初対決だった2021年の2回戦で顔を合わせており、メドベージェフが6-4 6-1 6-2で勝っていた。

 今大会でのアルカラスは1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス)を6-0 6-2 7-5で、2回戦でアレクサンドル・ミュレー(フランス)を6-4 7-6(2) 6-3で、3回戦で第25シードのニコラス・ジャリー(チリ)を6-3 6-7(6) 6-3 7-5で、4回戦で2021年大会準優勝者のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を3-6 6-3 6-3 6-3で、準々決勝では第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を7-6(3) 6-4 6-4で破って4強入りを決めていた。

 アルカラスは最終ラウンドで、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で、第8シードのシナーを6-3 6-4 7-6(4)で下して勝ち上がった。この試合で勝ったほうが、大会後に更新される世界ランクで1位の座に就くことができる。

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写真◎Getty Images

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