16年ぶり出場のワウリンカが初戦に快勝「ここには素晴らしい思い出がある」 [クロアチア・オープン]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「プラバ・ラグナ・クロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/クロアチア・ウマグ/7月24~30日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で第6シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が予選を勝ち上がってきた21歳のフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)を6-3 6-2で下し、16年ぶりに出場した同大会で優勝した2006年以来の勝ち星を挙げた。

 4-0から一度だけサービスダウンを喫したがワンブレーク差で第1セットを先取したワウリンカは、安定したサービスゲームを軸に第2セットでも2度ブレークして1時間2分で快勝した。

「ここに戻ってくることができてうれしいよ。僕はここでツアー初タイトルを獲得したし、素晴らしい思い出がある。僕は自分がやっていることを楽しんでいる。人前でプレーするのは本当に楽しいからね」とワウリンカは試合後にコメントした。

 ワウリンカは次のラウンドで、マルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)を6-4 6-2で破って勝ち上がったフェデリコ・コリア(アルゼンチン)と対戦する。

 この日は2回戦が3試合行われ、マッテオ・アルナルディ(イタリア)、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、ディノ・プリズミッチ(クロアチア)が8強入りを決めた。

 第7シードのアルナルディが予選勝者のフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-3 7-6(5)で振りきり、ポプリンが第3シードのセバスチャン・オフナー(オーストリア)を6-4 6-1で倒す番狂わせを演じ、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した17歳のプリズミッチはソンボル・ピロシュ(ハンガリー)を6-2 6-3で退け快進撃を継続した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、オフナーはこの試合が初戦だった。

 そのほかの試合ではファビアン・マロジャン(ハンガリー)、マルコ・チェッキナート(イタリア)、ジャウメ・ムナール(スペイン)が2回戦に駒を進めた。第8シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)は同胞のムナールに3-6 6-3 3-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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