43歳ビーナスがトップ20の選手から約4年ぶりの勝利で初戦突破 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすビーナス・ウイリアムズ(アメリカ/右)とベロニカ・クデルメトワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月14~20日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が第16シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-4 7-5で倒す番狂わせに成功した。

 試合は雨による2度の中断を挟み、両セットとも劣勢の状況から巻き返した43歳のビーナスが1時間57分で勝利を決めた。グランドスラム大会を7度制した実績を持つビーナスがトップ20の選手から勝ち星を挙げたのは、当時世界ランク5位のキキ・バーテンズ(オランダ)に勝った2019年の同大会2回戦以来となる。

「私はこのスポーツが大好き。それが仕事だから。ここ数年はケガのせいで大変だったけど、コートに出て強くあることや自分らしくあることが大好きなの。そこに近づきつつあるわ」とビーナスは試合後にコメントした。

 度重なるケガで断続的にしかプレーできていないビーナスはランキングを533位まで落としており、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している。ビーナスは次のラウンドで、雨で延期となったジェン・チンウェン(中国)と予選を勝ち上がってきたアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合ではアナスタシア・ポタポワ(ロシア)、アンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)、スローン・スティーブンス(アメリカ)、予選勝者のジャスミン・パオリーニ(イタリア)が2回戦に駒を進めたが、第12シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)とカロリーナ・ムチョバ(チェコ)の試合は第1セット途中(アダッド マイアから3-2)で雨により順延となった。

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写真◎Getty Images

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