42歳ビーナスは17歳ネフに逆転負けを喫して復帰戦で勝利ならず [WTAスヘルトーヘンボス]

写真はビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「リベマ・オープン」(WTA250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額25万9303ドル/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、17歳のセリーヌ・ネフ(スイス)が同じくワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した42歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に3-6 7-6(3) 6-2で逆転勝利をおさめ、ツアー本戦白星デビューを飾った。

 1月のオークランドでハムストリングを負傷して戦線離脱を余儀なくされていたビーナスは復帰戦で勝ち星を挙げることはできなかったが、妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が観客席から見守る中で第1セットではタイミングよくネットに出てボレーを決めるなど好プレーを見せた。

 元世界ナンバーワンのビーナスはグランドスラム7勝のうち5つをグラスコートのウインブルドンで獲得しているが、ネフはビーナスが3度目の優勝を飾ったウインブルドンの最中に生まれた。元ジュニア世界ランク4位のネフは子供の頃、マルチナ・ヒンギス(スイス)の母であるメラニー・モリター氏の指導を受けていた。

「ビーナスとプレーするチャンスを得たなんて信じられない。彼女は素晴らしいプレーヤーであり、誰にとってもお手本よ」と感激した様子のネフは語った。

「これは私にとって、ここまでプレーした中で最大の舞台だった。これほど大勢の観客の前でプレーするなんて本当に凄いことよ。とても緊張したけど、前に進み続けてベストを尽くそうとしたわ」

 ネフは次のラウンドで、ケイティ・ボリネッツ(アメリカ)を6-2 6-1で破って勝ち上がった第8シードのキャサリン・マクナリー(アメリカ)と対戦する。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第4シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第6シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)、第7シードのアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)、キンバリー・ビレル(オーストラリア)、ポリーナ・クデルメトワ(ロシア)、ヴィクトリア・フルンカコバ(スロバキア)、アシュリン・クルーガー(アメリカ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のサーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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