ウェアを着替えて逆転勝利のシフィオンテクが初の8強入り「コーチのおかげ」 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月14~20日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がジェン・チンウェン(中国)に3-6 6-1 6-1で逆転勝利をおさめて初の8強入りを決めた。

 立ち上がりに2度続けてサービスダウンを喫してワンブレーク差で第1セットを落としたシフィオンテクはトイレ休憩と取ってウェアを着替えて戻ってくると悪い流れを断ち切り、続く2セットで相手に1ゲームずつしか与えず2時間10分で勝利を決めた。

「正直に言うと、コーチのおかげだわ。数ヵ月前、セットを落としたあとにウェアを着替えてリセットして次のセットに臨むのはいいアイデアかもしれないとコーチに言われたの。私はそう思わなかったけど、今回試してみたらうまくいったからコーチに感謝しなくちゃね」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

 シフィオンテクは次のラウンドで、スローン・スティーブンス(アメリカ)を7-5 6-3で破って勝ち上がったウインブルドン優勝者で第10シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)とのシード対決を6-3 6-3で制したほか、第5シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、マリー・ブーズコバ(チェコ)、予選勝者のジャスミン・パオリーニ(イタリア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 ムチョバが第8シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-3 2-6 6-3で振りきり、ブーズコバが第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-4 6-0で退け、パオリーニは4-6 5-2となった時点で第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が棄権したためそれぞれシードダウンを演じた。

 準々決勝ではサバレンカがジャバーと、ガウフがパオリーニと、ムチョバはブーズコバと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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