ガウフがシフィオンテクから念願の初勝利で決勝進出「7度ノックダウンされても8度立ち上がる」 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月14~20日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)が過去7戦全敗だった第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を7-6(2) 3-6 6-4で倒してキャリア最大のタイトルに王手をかけた。

 タイブレークの末にシフィオンテクから初めてセットを奪取したガウフは2度サービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット第7ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間50分で勝利をもぎ取った。

 お互いにウィナーよりもミスのほうが多く、シフィオンテクがウィナー27本&アンフォーストエラー46本だったのに対してガウフはウィナー18本&アンフォーストエラー37本だった。

 4度目のマッチポイントをものにすると踊るように身をひるがえし、大きな叫び声を上げて念願の勝利を祝ったガウフは「7度ノックダウンされても8度立ち上がるの」と試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼女(シフィオンテク)は(何度かあった)マッチポイントでいいプレーをした。彼女は世界ナンバーワンの選手だし、自分のことに集中しなければならない。今日は全体的に自分のほうが少しだけ力強いプレーをしている自覚はあったけど、ぎりぎりの勝利だったわ」

 19歳のガウフは決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-7(4) 6-3 6-2で破って勝ち上がったカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。フレンチ・オープン準決勝に続いてサバレンカを退けたムチョバはこれまでベスト8が最高成績だったWTA1000大会で初の決勝進出を決め、キャリア初のトップ10入りが確実となった。

 ダブルスは決勝が行われ、アリシア・パークス/テイラー・タウンゼント(ともにアメリカ)が第3シードのニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)に6-7(1) 6-4 [10-6]で競り勝ち地元優勝を飾った。


女子ダブルスで優勝を飾ったアリシア・パークス(アメリカ/右)とテイラー・タウンゼント(アメリカ)(Getty Images)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles