ガウフがムチョバを下してキャリア最大のタイトルを獲得、USオープンシリーズ2勝目 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月14~20日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのココ・ガウフ(アメリカ)がカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-3 6-4で下してキャリア最大のタイトルを獲得した。

 安定感のあるベースラインプレーで頻繁にネットプレーを仕掛けるムチョバの攻撃的なプレーに対抗したガウフは、第1セットで相手に僅か4本のウィナーしか許さなかった。一方のムチョバは決勝に先立ち相手の途中棄権で勝ち上がった準々決勝を除く4試合でフルセットの戦いを強いられており、体力的に問題を抱えていた。

「この試合に入ったとき、私は少し疲れていた。今日は長いラリーに付き合わず、スピーディーにプレーしなければならないことはわかっていた」とムチョバは明かした。

「毎日休みなくプレーするのは体力的に凄く負担がかかる。そういう意味で今日は最悪だったわ」

 それでもムチョバは第2セット2-5から3つのチャンピオンシップポイントを凌いで4-5と追い上げたが、最後はガウフがラブゲームでキープして1時間56分で試合に終止符を打った。

 19歳のガウフがWTAツアーの同種目で優勝を果たしたのは、3週間前のワシントンDCに続き今季3度目(通算5勝目)となる。彼女はまたリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、マディソン・キーズ(アメリカ)に続く同大会の女子シングルスを制した4人目のアメリカ人選手となった。

「今週を通した自分のプレーには本当に満足している。昨日も凄く大きな勝利をおさめたし、今日もそうだった。カロリーナは簡単に勝てるような選手じゃない。彼女がトップレベルに戻ってきて本当にうれしいわ。彼女はツアーでもっとも才能がある選手のひとりだと思うから」とガウフは試合後にコメントした。

 先月のウインブルドンで初戦敗退を喫したあとのガウフは12試合で11勝を挙げており、勢いに乗ってUSオープンに向かうことになる。

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写真◎Getty Images

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