バエスが2大会連続優勝、決勝敗退のラフェチュカは初のトップ30入り [ウィンストンセーラム・オープン]
ATPツアー公式戦「ウィンストンセーラム・オープン」(ATP250/アメリカ・ノースカロライナ州ウィンストンセーラム/8月20~26日/賞金総額85万680ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で第6シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)が第5シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-4 6-3で倒し、今季2勝目を挙げた3週間前のキッツビューエルに続く2大会連続優勝を飾った。
第1シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)に対する準々決勝で3時間19分を戦ったバエスだが、この日はその疲労を感じさせることなく1時間34分で勝利を決めた。対するラフェチュカは準々決勝で左足首を負傷した第3シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)が棄権したため、不戦勝で初のツアー決勝進出を決めていた。
1-3から巻き返して5-4からのサービスゲームで4つのブレークポイントを凌いで第1セットを先取したバエスは、第2セット0-2から4ゲームを連取して主導権を握ると5-3から相手のサービスゲームを破って10試合連続となる勝利を決めた。
22歳のバエスがATPツアーでタイトルを獲得したのはキャリア4度目だが、過去3度はすべてクレーコート大会だった。またアルゼンチン人選手がATPツアーで1シーズンに3勝以上したのは、2013年のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)以来となる。
「コーチにはとにかく進み続け、いい部分に集中するようにと言われていた。今日はいいスタートを切れなかったけど、この結果と1週間を通してのパフォーマンスには満足している」とバエスは試合後にコメントした。
「自信をつけることができたのはいいことだけど、今はまず今週の疲労を回復されることを考えなければならない。USオープンについて考えるのはそのあとだ。回復して次の大会に集中するためにあと数日ある」
敗れはしたが21歳のラフェチュカは、今週の活躍で初のトップ30入りを決めた。
これに先立ち行われたダブルス決勝では、ナサニエル・ラモンズ/ジャクソン・ウィズロウ(ともにアメリカ)が第2シードのロイド・グラスプール/ニール・スクプスキー(ともにイギリス)を6-3 6-4で下してコンビ4勝目を挙げた。
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/25435/images/fae550bd026d76e593208307ea74c5953a10c700.jpg?w=1200)
男子ダブルス優勝のナサニエル・ラモンズ(アメリカ/左)とジャクソン・ウィズロウ(アメリカ)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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