19歳フィスが5セットの死闘を制してグランドスラム本戦初勝利「心臓が爆発しそうだった」 [USオープン]

写真は5セットの死闘を制してグランドスラム本戦初勝利を挙げたアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で19歳のアルトゥール・フィス(フランス)が第24シードのタロン・グリークスプア(オランダ)に4-6 6-3 5-7 6-4 7-5で競り勝ち、3度目の挑戦でグランドスラム本戦初勝利を挙げた。

 今季に入って急激に飛躍を遂げたフィスはワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取った今年のフレンチ・オープンで初めてグランドスラム本戦の舞台に立ったが初戦敗退に終わり、同じくワイルドカードで出場した続くウインブルドンでも前回と同じアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に1回戦で敗れていた。

 3度目のチャンスもシード選手が相手だったが、フィスはこの先もずっと記憶に残るような劇的な5セットマッチの末に結果を残した。

 先にセットを取られては取り返すガッツを見せたフィスだが、第4セットの途中でケイレンを起こしたときは最後まで戦えないように見えていた。

「確かに僕は5セットをプレーすることに慣れていないから、戦いの中でかなり信じられないような感情を経験した。第4セットで脚がつったときはもうプレーできないと思った。僕は4ポイントを犠牲にして1ゲームを相手に手渡した。特にあのような観客の前で苦境から抜け出すことができて本当にうれしいよ」とフィスは試合後にコメントした。

「練習のときはケイレンを起こすことなく6時間だってプレーできる。でも試合では緊張感があるし自分への期待もあるから、身体がいつもとは違う反応をするんだ。でも疲れではなく緊張によるケイレンはいい兆しだよ。試合中の緊張に対処できるように取り組めば解決できるんだから」

 緊張感が高まる第5セットで感情的には揺れながらも崩れなかったフィスは5-5からブレークに成功し、続くサービスゲームで30-0から1ポイントを返されたあとダブルフォールトで追いつかれながらも3度目のマッチポイントをものにして試合を締めくくった。

「最初は落ち着いていたんだ。30-0から30-15にされ、それからダブルフォールトを犯した。心臓が爆発しそうだったよ。でも最終的にはいいサービスを打つことができた」とフィスは最後の場面を振り返った。

 フィスは次のラウンドで、ジェイソン・クブラー(オーストラリア)が3-6 0-1とリードされた時点で棄権したため勝ち上がったマッテオ・アルナルディ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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