19歳フィスが世界4位ルードを倒すキャリア最大の勝利で準決勝進出「今日は最高のプレーができた」 [ハンブルク・オープン]

写真はアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(ATP500/ドイツ・ハンブルク/7月24~30日/賞金総額198万1470ユーロ/クレーコート)の男子シングル準々決勝で、19歳のアルトゥール・フィス(フランス)が第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-0 6-4で倒す番狂わせを演じてベスト4進出を決めた。

 競り合いながらも相手のサービスゲームを3度破って1ゲームも落とさず第1セットを先取したフィスは、サービスキープで進んだ第2セット5-4から4度目のブレークに成功して1時間18分でキャリア初の対トップ10勝利を挙げた。

「本当に幸せだ。もちろん厳しい試合だったけど、試合前にコーチといい戦術を考えていたんだ。それに勝てると信じなければならないと話し合っていたよ。もちろんコートに出たら勝ちたいから自分のテニスをしようとしたし、今日は最高のプレーができたからうれしい」とフィスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼(ルード)のフォアハンドが非常にいいことは知っていた。彼にフォアハンドで打たれると厳しいし走らされるから、自分がフォアハンドを多く打って彼のバックハンドに球を集めるのが目標だった。今日はそれがうまくいったと思う」

 フィスは次のラウンドで、19歳のルカ・バン アッシュ(フランス)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ラスロ・ジェレ(セルビア)とジャン・ジジェン(中国)のノーシード対決となった。ジェレがディフェンディング・チャンピオンで第3シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5 6-3で下し、ジャンはダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-4 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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