元世界1位ウォズニアッキが復帰3大会目で2018年フレンチ・オープン以来のグランドスラム4回戦へ「ここにいることができてとても光栄」 [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、引退を取り消して復帰したばかりのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)がジェニファー・ブレイディ(アメリカ)に4-6 6-3 6-1で逆転勝利をおさめてベスト16進出を決めた。
ワンブレーク差で第1セットを先取したブレイディは第2セットも2-0とリードしたが、反撃を開始したウォズニアッキがそのあと2ゲームしか落とさず1時間58分で試合を締めくくった。
「最後の1セット半は本当にいいプレーができた。ここにいることができてとても光栄だわ」とウォズニアッキは試合後のオンコートインタビューで語った。
2020年オーストラリアン・オープンを最後に一度引退した33歳のウォズニアッキは2度の出産を経て3週間前のモントリオールで復帰して2大会でプレー(1勝2敗)したあと、ワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り2009年と14年に準優勝を飾った大会でグランドスラム復帰を果たしていた。
復帰自体が驚きだったが、ウォズニアッキはその見事なカムバックぶりでも注目を集めている。彼女は引退を決める少し前よりもエネルギーに満ちているように見え、2018年フレンチ・オープン以来となるグランドスラム4回戦に勝ち進んだ。
テニスから離れていた時期について振り返ったウォズニアッキは、「かなり長い間プレーしていなかった。ラケットに触れるどころかどこに置いてあるのかもわからなかったほどよ。別に寂しくもなかった。幼いころからプレーしていてかなり長く人生の一部になっていたから、休息が必要だったの」と明かした。
二児の母となったウォズニアッキがエクササイズのためにボールを打ち始めたとき、彼女は直ぐにテニスが恋しくなったことに気付いた。
「ふたたびチャンスを得て最高レベルでプレーできることにワクワクしているの。自分自身を見つめて本当に素晴らしいことをするチャンスがあると感じるのなら、それを掴まなければならない。やってみなければわからないんだから」
ウォズニアッキは次のラウンドで、第32シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を3-6 6-3 6-1で破って勝ち上がった第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)と対戦する。
写真◎Getty Images
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