今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月28日～9月10日／ハードコート）の女子シングルス3回戦で、第5シードのオンス・ジャバー（チュニジア）が第31シードのマリー・ブーズコバ（チェコ）に5-7 7-6(5) 6-3で逆転勝利をおさめてベスト16に進出した。

　2-5から5-5に追いつきながらも第1セットを落としたジャバーは競り合いとなった第2セットをタイブレークの末に取り返し、第3セットをワンブレーク差でものにして2時間56分の死闘を制した。

　全米に11年連続出場（2013年、15～16年の予選敗退を含む）となる29歳のジャバーは昨年の大会で決勝進出を果たし、イガ・シフィオンテク（ポーランド）に2-6 6-7(5)で敗れはしたが準優勝を飾っていた。

　前年に続いてウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）の決勝で敗れたジャバーはUSオープンに向けたハードコートの前哨戦はシンシナティ（WTA1000）でしかプレーせず、2勝1敗の戦績で今大会を迎えている。

　ジャバーは次のラウンドで、ルチア・ブロンゼッティ（イタリア）を6-3 4-6 6-4で破って勝ち上がった第23シードのジェン・チンウェン（中国）と対戦する。

　そのほかの試合ではウインブルドン優勝者で第9シードのマルケタ・ボンドルソバ（チェコ）が第22シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）を6-2 6-1で退け、ペイトン・スターンズ（アメリカ）はケイティ・ブルター（イギリス）とのノーシード対決を6-4 6-3で制し、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

大会6日目｜9月2日

女子シングルス3回戦｜主な試合結果

○69ペイトン・スターンズ（アメリカ）6-4 6-3 ●67ケイティ・ブルター（イギリス）

○80マルケタ・ボンドルソバ（チェコ）[9] 6-2 6-1 ●73エカテリーナ・アレクサンドロワ（ロシア）[22]

○97オンス・ジャバー（チュニジア）[5] 5-7 7-6(5) 6-3 ●104マリー・ブーズコバ（チェコ）[31]

○105ジェン・チンウェン（中国）[23] 6-3 4-6 6-4 ●111ルチア・ブロンゼッティ（イタリア）