ガルシアが2つのマッチポイントを凌いだ末に3回戦へ「間違いなく私は勝利を必要としている」 [グアダラハラ・オープン]

写真はカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「グアダラハラ・オープン・アクロン」(WTA1000/メキシコ・ハリスコ州グアダラハラ/9月17~23日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第3シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)がアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)に4-6 7-6(5) 6-4で逆転勝利をおさめて16強入りを決めた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ガルシアはこの試合が初戦だった。高地のコンディションに慣れるのに苦労したガルシアは85本のアンフォーストエラーを犯しながらもポジティブな思考とチャンスでは臆さず攻撃する姿勢は失わず、第3セットでの8本を含む15本のサービスエースを決めて2時間49分で勝利をもぎ取った。

 第1セットを落としたガルシアは第2セット5-5からサービスダウンを喫して苦境に立たされたが、続くレシーブゲームで2つのマッチポイントに直面しながらもブレークバックに成功したことで流れを掴んだ。もつれ込んだタイブレークをものにして試合を振り出しに戻したガルシアは第3セット第7ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって試合を締めくくった。

「第2セット終盤の戦いぶりには本当に満足している。第1セット後半と第2セットの出だしにサービスの確率が落ちてしまったけど、何とか立て直すことができた。素晴らしい勝利だし、間違いなく私は勝利を必要としている」とガルシアは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(高地でボールがよく飛ぶため)後ろの壁まで飛んでいったフォアハンドが何本かあったわね(笑)」

 ガルシアは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたヘイリー・バティスト(アメリカ)と対戦する。

 この日初戦に臨んだガルシア以外の上位シード勢は第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、第2シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)、第6シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第8シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)が3回戦に駒を進めたが、第4シードのマディソン・キーズ(アメリカ)はエマ・ナバロ(アメリカ)に2-6 6-7(5)で敗れた。

 そのほかの試合では第10シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、カミラ・ジョルジ(イタリア)、レイラ・フェルナンデス(カナダ)、テイラー・タウンゼント(アメリカ)、キャロライン・ドラハイド(アメリカ)、エミリアーナ・アランゴ(コロンビア)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第12シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)がケニンに2-6 6-7(5)で、第13シードのエリース・メルテンス(ベルギー)はフェルナンデスに3-6 4-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。

 3回戦ではジャバーがマルチナ・トレビザン(イタリア)と、サカーリがジョルジと、オスタペンコがケニンと、アレクサンドロワがドラハイドと、アザレンカが第7シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と、フェルナンデスがナバロと、タウンゼントはアランゴと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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